ドラコニック相性(龍頭図シナストリー)とは?
ドラコニック相性とは、ふたりのドラコニックチャート、つまりそれぞれ本人のノースノードが牡羊座0°に来るように回転させたチャートを、互いに、そして通常のチャートと比べる方法です。同じ2つのチャートを、回転させてもう一度読むものです。
一文で言うと
それぞれの出生図の黄道を、本人のノースノードが牡羊座0°になるまで回転させ、その結果をふたりのチャートのあいだで比べる。それがドラコニック相性です。上の計算ツールはこれを両方向で行い、さらに回転させたチャートどうしを比べる層も加えます。
ドラコニックチャート:ノースノードから測り直した出生図
通常のチャートが春分点である牡羊座0°からすべての天体を測るのに対し、こちらはノースノード(ドラゴンヘッド)から測ります。つまりノード基準の黄経は、通常の黄経からノードの黄経を引いたものです。天体どうしの間隔は変わらず、変わるのは天体が入る星座だけです。
その変化はたいてい大きなものです。私たちのサンプルでは、回転させたあとも太陽が通常のチャートと同じ星座にあったのは8.5%だけでした。例のAlexの場合、太陽は通常のチャートでは魚座21°に、ノード基準では牡牛座26°にあります。
占星術家がより深い層として読む理由
月のノードは、月の通り道が太陽の通り道と交わる点で、占星術家はこれを方向性や、長い時間をかけた成長と結びつけます。ドラゴンヘッドは漢字で龍頭と書くので、ノードを中心に組み立てたこのチャートは、日本では龍頭図とも呼ばれます。多くの占星術家は、それをふだんの性格の下にある、より深い動機を描くものとして読みます。
これを相性に当てはめると、ひとつの問いになります。一方のより深い動機が、もう一方のふだんのチャートのどの部分と出会うのか。私たちはその答えを、関係を見るためのレンズのひとつとして扱い、何かの証明とは考えません。
ドラコニック相性計算ツールの使い方
この計算ツールに必要なのは、ふたりの生年月日と出生地です。出生時刻はあると役立ちますが、なくてもかまいません。結果は次の順に読んでいきましょう。
ステップ1:ふたりの生年月日と出生地を入力する
それぞれの生年月日、出生時刻、出生地を入力します。時刻がわからない場合は「出生時刻がわからない」をオンにしてください。天体はそのまま使え、月は目安として示され、アングルは省かれます。
ステップ2:ふたりのノードの角度を読む
円形の図には、本人のノースノードに合わせて回転させたそれぞれの黄道と、2つのノードのあいだの角度が描かれます。この角度が、回転させたチャートどうしの結果が通常のシナストリーとどれだけ違うかを表します。
上の例では、AlexとSamは約17か月違いで生まれ、ふたりのノードは27.4°離れています。回転させたふたりのチャートどうしを比べると、通常のシナストリーをその27.4°だけ回転させたものになります。
ステップ3:両方向を読む
一方の列には自分の回転後の点が相手のチャートのどこに入るかが、もう一方の列には相手の回転後の点が自分のチャートのどこに入るかが並びます。それぞれのチャートが本人のノードの分だけ回転しているので、2つの列は違うものになります。
ステップ4:オーブの段階を確認する
「ぴったり」は1°以内、「近い」は2°以内、「広め」は3°以内です。個人天体の接触と、ぴったりの接触が先に並びます。
ステップ5:ドラコニック同士の表を読む
回転させたふたりのチャートどうしの接触を一覧にした表で、中身は通常のシナストリーをふたりのノードの角度の分だけ回転させたものです。
ドラコニック相性の3つの層
層は3つありますが、多くの計算ツールが表示するのはそのうち1つか2つだけです。それぞれの層が何を比べているのかを見ていきましょう。
自分のノード基準の天体を相手のチャートに
1つ目の層では、自分の回転後の点を、相手の通常のチャートに重ねます。占星術家はこうした接触を、自分のより深い動機が相手のふだんの姿と出会うものとして読みます。たとえば、Alexのノード基準の金星は、SamのMC(天頂)から1.7°のところにあります。
相手のノード基準の天体を自分のチャートに
2つ目の層はその逆で、相手の回転後の点を、自分の通常のチャートに重ねます。AlexとSamの場合、こちらはまったく違って見えます。Samの回転後のアセンダントはAlexのMCから0.8°のところにあり、Samの回転後の木星はAlexの火星と0.2°のオーブでオポジションになっています。
2つの方向が違う理由
それぞれのチャートは本人のノードの分だけ回転するので、2つの方向では2種類の回転が使われます。自分のノード基準の金星が相手の月に重なるのは、自分の通常の金星が、相手の月からちょうど自分のノードの黄経の分だけ離れているときです。相手のノード基準の金星が自分の月に重なるかどうかは、相手自身のノードしだいです。
計算ツールが2つの列を分けて表示するのはそのためです。両方向に現れる接触は珍しく、注目する価値があります。
ドラコニック同士
3つ目の層は、回転させた2つのチャートどうしを比べます。新しく見えますが、次のセクションで見るように、中身は通常のシナストリーをふたりのノードの角度の分だけ回転させたものです。
ノードの角度:ドラコニック同士が通常のシナストリーに似て見えることがある理由
回転させたチャートどうしのアスペクトはどれも、通常のアスペクトをふたりのノードの角度の分だけずらしたものに等しくなります。この技法について多くの人が不思議に思うことの大半は、この1つの数字で説明できます。
ノードは1年に約19.3°動く
ミーンノードは黄道を1年に19.34°の速さで逆行し、18.61年でひと回りします。そのため、ふたりのノードは誕生日の差1年につき約19.3°離れ、約9.3年で最大の180°になります。
同じ年に生まれた場合
ふたりが約6か月以内の差で生まれていれば、ノードの角度は10°未満で、回転させたチャートどうしの比較は通常のシナストリーに近いものになります。私たちのサンプルの無作為なペアのうち、ノードがそこまで近かったのは5.8%だけでした。
約9年離れて生まれた場合
年齢差が9.3年前後になると、2つのノードは向かい合います。通常のシナストリーのコンジャンクションはどれも、回転させたチャートどうしではオポジションになり、トラインはセクスタイルに変わり、スクエアはスクエアのままです。
約18.6年離れて生まれた場合
ノードがひと回りすると、2つのノードは再び重なり、2つの層ももう一度一致します。年齢差の大きいカップルのなかに、回転させたチャートどうしの比較が通常のシナストリーとまったく同じに見える人たちがいるのはそのためです。
ドラコニック相性で重視すべき接触は?
回転させたチャートを重ねるとタイトな接触がたくさん見つかるので、作業の大半は順位づけになります。計算ツールが使っているルールは次のとおりです。
まず個人天体
太陽、月、金星、火星、アセンダントのあいだの接触がもっとも重みを持ちます。このページでは、この5つをまとめて「個人天体とASC」と呼びます。次が水星、木星、土星、MCで、外惑星は最後です。計算ツールの列もこの順に並んでいます。
オーブ:どこまでがタイト?
ノード基準の比較では、小さなオーブを使います。計算ツールは、もっとも一般的な初期設定である3°以内のコンジャンクションとオポジションを、3つの段階に分けて一覧にします。
ぴったり:1°以内
ぴったりの接触はもっとも具体的ですが、珍しくはありません。私たちのサンプルでは、無作為なカップルの93.0%に、1°以内の接触が少なくとも1つありました。
近い:2°以内
2°以内では、99.4%のカップルに少なくとも1つの接触があり、67.0%には個人天体とASCのあいだの接触がありました。
広め:3°以内
3°以内では、81.0%のカップルに個人天体とASCのあいだの接触があり、平均的なカップルの接触は全部で8.1個でした。
両方向に現れる接触
両方の列に現れる接触や、片方の列と、回転させたチャートどうしの表の両方に現れる接触は、1つだけの接触より珍しいものです。1つのぴったりの接触に意味を読み込む前に、こうした繰り返しを探してください。
アングルには出生時刻が必要
アセンダントやMCとの接触は、正確な出生時刻によって決まります。時刻がない場合、計算ツールはこれらを省き、月の接触には目安の印をつけます。
よくあるドラコニック接触の読み方
ここでは、よく見られるいくつかの接触を、占星術家がふつうどう解釈するかを紹介します。計算ツールは、見つかった接触ごとに解説を表示します。
ドラコニックの太陽が相手の月に
コンジャンクションの場合
一方のノード基準の目的意識が、もう一方の心が求めるものに重なります。関係がなじみ深く、落ち着きやすく感じられることがあります。
オポジションの場合
目的と感情が、チャートをはさんで向かい合います。鏡のように、ふたりがそれぞれ相手に足りないものを映し出すと感じられることがあります。
ドラコニックの月が相手の太陽に
コンジャンクションの場合
一方のノード基準の感情的な欲求が、もう一方のアイデンティティと出会います。月側の人は、太陽側の人のあり方のそばで、くつろげると感じることがよくあります。
オポジションの場合
欲求とアイデンティティが逆の方向へ引っぱり合い、惹かれ合う気持ちと摩擦の両方を生むことがあります。お互いに何を必要としているかを話し合うと役に立ちます。
ドラコニックの金星が相手の火星に
コンジャンクションの場合
愛情が欲求と出会います。占星術家はこれを、ノード基準の接触のなかでもとりわけロマンティックなもののひとつとして読み、身体的な惹かれ合いが自然に生まれやすいと考えます。
オポジションの場合
惹かれ合う火花はありますが、緊張もともないます。一方は近くにいることを、もう一方は追いかけることを望みます。
ドラコニックの金星が相手の金星に
2つの愛し方が重なります。好みが似ていて、愛情についての考え方も近いため、無理なく続けやすい接触です。
ドラコニックの土星が相手の個人天体に
土星は関係への覚悟と限界をもたらします。相手の太陽、月、金星に重なると、ふたりが責任をどう扱うかによって、安定感にも重圧にもなりえます。
外惑星の接触
天王星、海王星、冥王星はゆっくり動き、個人よりも世代を表します。計算ツールはこれらの接触を最後に並べます。重視するのは、個人天体かアングルに1°以内で重なるときだけにしましょう。
アセンダントやMCとの接触
相手のアセンダントに重なるノード基準の天体は、相手が周りの世界とどう出会うかに触れます。MCに重なれば、相手の進む方向と社会での顔に触れます。例では、Samの回転後のアセンダントがAlexのMCから0.8°のところにあります。
出生時刻、ミーンノード、そのほかの技術的な選択
この種の計算ツールどうしで結果が違うのは、技術的な理由によることがあります。この計算ツールがどの選択をしているか、そしてその理由を紹介します。
出生時刻がないと何が変わるか
ほとんど変わりません。ミーンノードは1日に約3.2′しか動かないので、時刻がなくてもノード基準の天体の位置は保たれます。月は正午の位置から前後に最大約6.6°ずれる可能性があり、アセンダントとMCには正確な時刻が必要です。
私たちのサンプルでは、個人天体とASCのあいだの接触の35.9%に月がかかわっていました。出生時刻がない場合、計算ツールはそれらを残したまま≈の印をつけます。
ミーンノードかトゥルーノードか
この計算ツールはミーンノードを使い、そのことを明記しています。トゥルーノードはミーンノードの周りを最大1.88°、平均0.96°揺れ動きます。
それは無視できない差です。ノードを切り替えると、個人天体とASCのあいだの接触の27.6%が3°のオーブに入ったり出たりしました。ほかの計算ツールで違うリストが出たら、どちらのノードを使っているかを確認してください。自分のノードは、当サイトのドラゴンヘッド(ノースノード)計算ツールで調べられます。
どのオーブを使うか
この種の計算ツールの大半は初期設定を約3°にしていて、多くの占星術家は1°以内の接触をもっとも重視します。上で紹介した段階があるのはそのためです。
ドラコニック・コンポジットは?
これは、通常のコンポジットチャートを2つのノードの中点の分だけ回転させたものです。アスペクトは通常のコンポジットとまったく同じで、変わるのは星座だけです。
ドラコニック相性と通常のシナストリー、コンポジットの違い
チャートを比べる一般的な方法は3つあり、ノード基準の比較はそのひとつです。それぞれが違う問いに答えます。
通常のシナストリー:ふたりがどう関わり合うか
シナストリーチャート全体は、2つの通常のチャートと、そのあいだのすべてのアスペクトを比べます。これが土台です。それぞれのアスペクトの意味はシナストリーのアスペクト解説で確認できます。
ドラコニック相性:回転させたもうひとつの視点
それぞれのチャートを本人のノードの分だけ回転させて、両方向でもう一度比べます。通常の比較には現れない接触が加わります。
コンポジット:関係をひとつのチャートとして
コンポジットチャートは2つのチャートの中点から1枚のチャートをつくり、デイヴィソン・チャートは時間と空間の中点に1枚のチャートを立てます。どちらも、関係を第三の存在として描きます。
| 通常のシナストリー | ドラコニック相性 | コンポジット | |
|---|---|---|---|
| 比べるもの | 2つの通常のチャート | ノードの分だけ回転させたチャート | 1枚に合わせたチャート |
| 方向 | 共通のリスト1つ | 2方向と、回転させたチャートどうし | チャート1枚 |
| 出生時刻が必要なもの | ハウスとアングル | 月とアングル | ハウスとアングル |
| このサイトでは | シナストリー | このページ | コンポジットとデイヴィソン |
ドラコニック相性についての誤解
この技法には大きな主張がつきものです。よく聞く3つの説が、数字に照らすとどうなるかを見てみましょう。
「接触がひとつあれば深い絆の証拠」
無作為なカップルの93.0%に1°以内の接触が少なくとも1つあるのですから、1つの接触が証明できることはほとんどありません。定番の、回転後の太陽と相手の月のコンジャンクションでさえ、どちらかの方向で3°以内なら、無作為なペアの6.5%に見られました。
「龍頭図のほうが正確」
より正確なわけではなく、違うだけです。同じ2つのチャートを、別の向きに回したものです。通常のシナストリーの代わりにではなく、あわせて使いましょう。
「接触がなければ、つながりもない」
およそ5組に1組(19.0%)のカップルには、3°以内に個人天体とASCのあいだの接触がありませんでした。AlexとSamもその1組です。シナストリーのほかの部分、そしてお互いをどう扱うかは、変わらず意味を持ちます。
ドラコニック相性のよくある質問
›ドラコニック相性とは何ですか?
それぞれ本人のノースノードが牡羊座0°に来るように回転させたふたりのチャートを、互いに、そして通常のチャートと比べる方法です。上の計算ツールは、回転させたチャートを相手の通常のチャートに重ねた接触を両方向で表示し、さらに回転させたチャートどうしの層も加えます。
›ドラコニック相性と通常のシナストリーはどう違いますか?
通常のシナストリーは、2つの通常のチャートを比べます。この技法では、まずそれぞれのチャートを本人のノースノードの分だけ回転させるので、各自の天体が相手のチャートの新しい度数に入り、結果は方向ごとに違ってきます。回転させたチャートどうしの比較は、通常のシナストリーをふたりのノードの角度の分だけ回転させたものです。
›ドラコニック同士とドラコニック×トロピカル、どちらが重要ですか?
たいていの占星術家は、新しい情報を加えてくれるドラコニック×トロピカル、つまり回転させたチャートを相手の通常のチャートに重ねた接触を、両方向で見ることから始めます。ドラコニック同士が加えるものはそれより少なく、中身は通常のシナストリーをふたりのノードの角度の分だけ回転させたものです。数か月違いで生まれたカップルなら、その回転はほとんどゼロです。
›オーブはどのくらいにすればいいですか?
狭いオーブです。この計算ツールは、一般的な初期設定である3°以内のコンジャンクションとオポジションを一覧にし、1°以内のものを「ぴったり」として示します。タイトな接触はよくあるもので、無作為なカップルの93.0%に1°以内の接触が少なくとも1つあるため、どの天体がかかわっているか、両方向に現れているかを見てください。
›出生時刻は必要ですか?
ほとんどの場合、必要ありません。ミーンノードは1日に約3.2′しか動かないので、時刻がなくてもノード基準の天体の位置はほぼ変わりません。時刻が必要なのは月と、アセンダントとMCだけです。私たちのサンプルでは、個人天体とASCのあいだの接触の35.9%に月がかかわっていて、計算ツールはそれらを目安として示します。
›ミーンノードとトゥルーノード、どちらを使いますか?
このページではミーンノードを使い、そのことを明記しています。トゥルーノードはミーンノードの周りを最大1.88°(平均0.96°)揺れ動き、それだけで個人天体とASCのあいだの接触の27.6%が3°のオーブに入ったり出たりします。そのため、トゥルーノードを使う計算ツールでは結果が違うことがあります。
›ドラコニックの太陽が相手の月とコンジャンクションするのは、どういう意味ですか?
占星術家はこれを、一方のノード基準の目的意識が、もう一方の心が求めるものに重なる配置として読みます。関係がなじみ深く、落ち着きやすく感じられることがあります。とはいえ珍しいものではなく、無作為なカップルの6.5%がどちらかの方向で3°以内にこの接触を持っているので、シナストリーのほかの部分とあわせて読んでください。
›この技法で、より深い絆がわかりますか?
同じ2つのチャートを、回転させてもう一度読むものです。多くの占星術家はそれを、関係のより深い層や、長い時間をかけて表れる層と結びつけて考えます。ただ、ほとんどどのカップルにも接触はいくつもあるので、1つの接触だけでは何も証明できません。お互いをどう扱うかのほうが、はるかに大切です。
›ドラコニック同士の結果が、通常のシナストリーとほとんど同じに見えるのはなぜですか?
ふたりのノードが近いからです。ノードは1年に約19.3°動くので、2つのノードの角度は年齢差1年につき約19.3°ずつ広がって約9.3年で180°に達し、数か月違いで生まれたカップルはほぼ同じ結果になります。無作為なペアのうち、ノードが10°以内にあるのは5.8%だけです。
›この計算ツールは無料ですか?
はい、登録も不要です。誰でも両方向の接触、回転させたチャートどうしの層、すべての接触の短い解説、そして各方向でいちばん強い天体同士の接触の詳しい解説を見られます。Proでは、すべての接触の詳しい解説が読めます。