ハウスオーバーレイとは?
ハウスオーバーレイとは、一方の人の天体を、もう一方の人の出生図のハウスに重ねたときに、それぞれの天体が入るハウスのことです。自分が相手の人生のどの領域に触れ、相手が自分のどの領域に触れるのかを示します。
一文で言うと
自分の天体を黄道上の正確な度数のままパートナーのハウスに重ね、それぞれがどのハウスに入るかを書き出します。その一覧が、相手のチャートにおける自分のハウスオーバーレイです。同じことを逆向きに行えば、相手の天体が自分のハウスに入る一覧ができあがります。
占星術家はこれを「相手のハウスに入る天体」や「シナストリーのハウスオーバーレイ」とも呼びます。「相手の天体×自分のハウス」という言い方もあります。このページ上部の計算ツールは両方向を一度に計算するので、片方だけを読んで終わってしまうことがありません。
天体は「何が」、ハウスは「どこで」
天体はエネルギーの種類を表します。月は感情と安らぎ、金星は愛情と好み、火星は意欲と欲求です。ハウスは人生の領域を表し、家庭、恋愛、仕事、約束、口に出さないことなどがそれにあたります。ハウスオーバーレイはこの2つを組み合わせるので、「あなたのこの部分が、私の人生のこの領域に現れる」という読み方になります。
だからこそ、オーバーレイの読み方はとても具体的になります。パートナーの月が自分の第4ハウスに入るなら、テーマは一緒にいると我が家のようにくつろげることです。同じ月が第10ハウスに入るなら、自分の目標や社会での顔に対して、相手がどう感じるかがテーマになります。
いつも2つの向きがある理由
自分の天体が相手のハウスに入る一覧と、相手の天体が自分のハウスに入る一覧は別のもので、鏡のように一致することはめったにありません。一方の天体は相手の第7ハウスに集まっているのに、逆向きでは第11ハウスに集まる、ということもあります。両方を読むことこそが要点で、それぞれが相手をどこで感じているのかが見えてきます。
ハウスオーバーレイに必要なのは誰の出生時刻?
これは多くの計算ツールが取り違えている点で、どのハウスオーバーレイを信頼できるかを左右します。必要なのは、ハウスを持つ側の人の出生時刻です。もう一方の人の出生時刻は、ほとんど関係ありません。
ハウスを決めるのはハウス側の人の時刻だけ
ハウスのカスプは地球の自転とともに1時間に約15度ずつ動くため、生まれた時刻が分単位で効いてきます。天体の動きはずっとゆっくりで、月を除けば1日に1度も動きません。ハウス側の人の時刻を動かせば、すべてのカスプ、そしてすべてのハウスオーバーレイが一緒に動きます。つまり、自分の天体が相手のハウスに入る配置は、自分ではなく相手の出生時刻しだいなのです。
無作為に選んだ3,000組のカップルで測定しました。ハウス側の人の出生時刻を1時間ずらすと、相手の天体の50%でハウスが変わりました。天体側の人の時刻を同じ1時間ずらしても、変わったのは0.21%で、200倍以上の差があります。
天体側の人の時刻で変わるのは月だけ
月は1日に約13度進むので、持ち主の出生時刻によってハウスが変わりうる唯一の天体です。パートナーの出生時刻がわからない場合、相手の月は、自分のハウスのうち2つのどちらかに入る可能性があります。私たちのテストチャートでは43.6%でそうなり、ほかの9天体には影響がありませんでした。
つまり、パートナーの天体が自分のハウスに入る配置は、自分の時刻だけで読めます。計算ツールは、月が入りうる2つのハウスと、その日に月がハウスを移った現地時刻を表示します。
どのくらい正確なら十分?
母子手帳や出生証明書の時刻は丸められていることがあり、家族の記憶も少しずつずれていきます。この計算ツールでは、それぞれの時刻がどのくらい確かかを選べます。ひとつの答えがあるふりをするのではなく、天体ごとにありうるハウスをすべて、その幅の中で占める割合とともに表示します。
分単位まで正確
すべての天体のハウスがひとつに決まります。それでも注意表示は、数分の違いが効いてくるほどカスプに近い天体を教えてくれます。
誤差15分以内
天体の4つに3つ(74.2%)は、幅全体を通してひとつのハウスにとどまります。残りは候補が2つになり、どちらの可能性が高いかがわかります。
誤差1時間以内
ほとんどの天体(85.1%)は、隣り合う2つのハウスに絞られます。それでも十分に役立ちます。「第7か第8」はれっきとした答えで、割合を見ればどちらに傾いているかがわかります。
時刻がわからない
時刻がまったくわからないと、天体は1日のうちに6つ以上のハウスのどこにでも入りうるため、その向きは「表示できない」としています。午前か午後かだけでもわかるなら2時間の幅を使うか、まずアセンダントの計算ツールでわからない出生時刻を絞り込んでください。
ハウスオーバーレイ計算ツールの使い方
この計算ツールは、両方向を3つのハウスシステムで一度に計算するので、システムの切り替えは一瞬です。結果を読むときのおすすめの順番は次のとおりです。
ステップ1:ふたりの生年月日と出生地を入力する
それぞれの生年月日、出生時刻、出生地を入力します。名前は任意で、結果の見出しに使うだけです。
ステップ2:それぞれの時刻の確かさを選ぶ
「正確」か、15分から2時間までの幅を選びます。時刻がまったくわからない場合は「時刻がわからない」にチェックを入れてください。その人のハウスは使えなくなりますが、天体は引き続き使えます。
自分のチャートがまだ手元にないなら、先に自分の出生図を確認してください。そこで入力する時刻こそ、パートナーの天体が入るハウスを決める時刻です。
ステップ3:ハウスシステムを選ぶ
初期設定はプラシダスです。ホールサインやイコールハウスにはいつでも切り替えられ、結果はすぐに変わります。
ステップ4:2つの列を読む
一方の列にはAさんの天体がBさんのハウスに入る様子が、もう一方の列にはその逆が表示されます。各行に、ハウスと短い解説が示されます。
ステップ5:注意表示と重心を確かめる
注意表示は、カスプのすぐそばにある天体、ハウス側の人の時刻が数分ずれるとハウスが変わる天体、もう一方のハウスシステムではハウスが異なる天体に印をつけます。「重心のありか」のパネルは、それぞれの向きの重心がどこにあるかを示します。
上の例では、Alexの金星はSamの第8ハウスに1.2°入ったところにあります。Samが6分遅く生まれていたら、金星は第7ハウスに入っていたはずです。こうした注意表示が出たら、両方のハウスを読んでください。
関係における12のハウス
各ハウスはハウス側の人の人生のある領域を表し、ハウスオーバーレイは、そこにパートナーが何を持ち込むかを教えてくれます。以下では、ふたりのあいだで各ハウスがどう読めるかを、伝統的な分類ごとにまとめました。
アンギュラーハウス:ふたりが最初に気づくもの
第1、第4、第7、第10ハウスはチャートのアングルにあたり、ここに入る天体は見逃しにくいものです。私たちのサンプルではハウスオーバーレイ全体の33.5%がここに入り、偶然から予想されるのとほぼ同じ割合でした。
第1ハウス:相手のそばでの自分の見え方
相手の天体が、自己イメージや人からの見え方を色づけます。効果はすぐに現れ、心地よく感じることもあれば、近すぎると感じることもあります。
第4ハウス:家庭、家族、安心感
相手が、自分にとっての「家」の感覚や、私的な自分に触れます。この配置は、良くも悪くも家族のように感じられることが多いです。
第7ハウス:パートナーシップと約束
相手の天体が、自分がパートナーを探す場所に入ります。この先を約束するかどうかという問いが浮かびやすく、ふたりが折り合いをつける場所も示します。
第10ハウス:目標と社会での顔
相手が、自分の目標や評判、そして世間からふたりがどう見られるかに関わってきます。ここでの支えは、背中を押されるように感じられます。
サクシデントハウス:ふたりで築き、守るもの
第2、第5、第8、第11ハウスはアングルに続くハウスで、資源と愛着に関わります。ここにはハウスオーバーレイの33.1%が入りました。
第2ハウス:大切にするものとお金の使い方
相手の天体が、お金、持ち物、自己価値に触れます。気持ちを安定させてくれることもあれば、言い争いのたねになることもあります。
第5ハウス:恋愛、遊び、よろこび
ここは恋愛の代表的なハウスで、楽しみ、ときめき、創造性、子どもをつかさどります。個人天体がここに入ると、一緒に過ごす時間が軽やかに感じられます。
第8ハウス:親密さと分かち合うもの
相手の天体は深いところまで届きます。性、信頼、共有するお金、そして自分を変えていくものです。濃密な配置で、正直さが求められます。
第11ハウス:友人と共通の希望
相手が、自分の友情や将来の計画に触れます。この配置は友情から育つことが多く、恋愛の中で友情が生き続けることもあります。
カデントハウス:ふたりが学び、調整するもの
第3、第6、第9、第12ハウスは学びと調整のハウスで、残りの33.4%がここに入りました。その効果は静かですが、着実です。
第3ハウス:日々の会話とアイデア
相手の天体は、自分の会話やメッセージ、毎日の行き来の中に住みつきます。気軽なおしゃべりとして現れることもあれば、絶え間ない議論として現れることもあります。
第6ハウス:日々の習慣と気づかい
相手が日々の一部になります。習慣、健康、家事、そして互いをどう気づかうか。第5ハウスほど華やかではありませんが、長続きすることが多い配置です。
第9ハウス:信念、旅、成長
相手の天体が、旅や学び、大きな考えを通して自分の視野を広げます。何がいちばん大切かについて、意見が分かれることもあります。
第12ハウス:言葉にされないもの
相手が、自分がめったに見せない私的な内面に触れます。やさしく、説明しにくいものに感じられることがあり、言葉にすべきことが隠れたままになることもあります。
どのハウスオーバーレイがいちばん大切?
すべてのハウスオーバーレイが同じ重みを持つわけではありません。多くの占星術家が読む順番を、冷静に判断するための数字とあわせて紹介します。
まずは個人天体から
個人天体とは、太陽、月、水星、金星、火星のことです。なかでも太陽、月、金星、火星はその人のもっとも個人的な部分を表すので、これらの天体が相手のハウスに入るハウスオーバーレイがいちばん強く感じられます。次が水星、その次が木星と土星です。天王星、海王星、冥王星は最後で、その理由は次のセクションで説明します。
第5・第7・第8ハウス:思うよりよくある配置
この3つのハウスオーバーレイはほかのどれよりもよく検索されていて、読む価値もあります。ただし、珍しいものではありません。6,000組のカップルのサンプルでは、65.1%の人が、少なくとも1つの個人天体をパートナーの第5、第7、第8ハウスのいずれかに持っていました。
ですから、その配置があるというだけでは、関係の行き先についてあまり多くを語りません。どの天体か、どのハウスか、そして双方向かどうかのほうが、配置があるという事実そのものよりずっと多くを語ります。
集中:1つのハウスに3つ以上の天体
自分の天体のいくつもが相手のある1つのハウスに入ると、相手の人生のその領域が関係の中心になります。サンプルの29.1%の人では、5つの個人天体のうち3つ以上が相手のある1つのハウスに集まり、太陽から土星までで数えると46.5%でした。
「重心のありか」のパネルは、それぞれの向きで天体がもっとも多く集まるハウスを示し、集中があればそれも挙げます。例のカップルでは、Samの太陽、金星、木星がすべてAlexの第6ハウスに入っています。
カスプの上にある天体
天体のおよそ8つに1つ(13.2%)は、ハウスのカスプから2°以内にあります。そうしたハウスオーバーレイは両方のハウスに属するものとして読み、時刻の注意表示も確認してください。ハウス側の人の出生時刻の数分が、どちらのハウスになるかを決めます。
相手のハウスに入る天王星・海王星・冥王星
天王星、海王星、冥王星はとてもゆっくり動くので、数年以内に生まれた人はみなほぼ同じ位置に持っています。そのため、この3天体のハウスオーバーレイがふたりについて語ることも変わってきます。
同年代のカップルが共有する理由
ふたりの生まれが5年以内なら、相手の海王星と冥王星は、たいてい自分の海王星と冥王星と同じハウスに入ります。私たちのサンプルでは海王星が80.8%、冥王星が81.2%、天王星は62.6%でした。年齢差を問わず全体で見ると、それぞれ22.7%、23.5%、12.2%まで下がります。
言い換えれば、同年代のパートナーのこの3天体は、たいてい自分のものがすでにある場所をなぞっているだけです。そのハウスオーバーレイは確かに存在しますが、ふたりの関係よりも世代について語っています。
それでも読む価値があるとき
年齢差が大きいときは、この3天体のハウスオーバーレイをじっくり読んでください。そのときは、自分がまだ持っていないものを相手が持ち込むからです。また、自分のアセンダント、ディセンダント、MC、IC、あるいは個人天体のちょうど上にある場合も重要です。
プラシダスかホールサインか?ハウスオーバーレイの計算結果が食い違う理由
2つの計算ツールで違うハウスが出ても、どちらかが間違っているとは限りません。おそらく別のハウスシステムを使っているのであり、その差は多くの人が思うより大きいのです。
約半分のオーバーレイでハウスが変わる
5つの緯度帯それぞれで1,500組のカップルについて、プラシダスとホールサインのハウスを比べました。オーバーレイ全体の51.2%から63.1%でハウスが変わり、ハウス側の人の出生地が赤道から離れるほど多くなりました。少なくとも1つの天体のハウスが変わったカップルは、91.5%から99.3%にのぼります。
イコールハウスは、赤道付近ではプラシダスに近く(違いは8.3%)、北へ行くほど離れていきます(北緯55〜62°で48.9%)。例のカップルは多いほうで、Samの10天体のうち7つがAlexのチャートでハウスを変えます。
ハウスの大きさはそろっていない
ホールサインのハウスは常に30°幅ですが、プラシダスのハウスはそうではありません。北緯25°から55°のあいだでは、プラシダスのハウスは14.0°から67.5°まであり、その90%が19°から43°の幅でした。
幅の広いハウスは、それだけ黄道を広くカバーしているので、自分の天体を相手のハウスに重ねたときに多く集まります。天体が集まったハウスに特別な意味を読み込む前に、このことを覚えておいてください。
どのシステムを使うべき?
プラシダスは現代の西洋占星術でもっとも広く使われているシステムで、当サイトの初期設定です。ホールサインはより古いヘレニズム期の方法で、インド占星術では標準になっています。
どちらかを選ぶより、両方を読んでください。計算ツールの各行には、ハウスが異なる場合にホールサインでのハウスが表示されます。両方のシステムが一致するハウスオーバーレイこそ、頼りにできるものです。
ミラー・オーバーレイ:ふたりが同じハウスを照らし合うとき
ときには、同じ天体が両方向で同じハウスに入ることがあります。これをミラー・オーバーレイと呼び、計算ツールでは印をつけて示します。
ミラー・オーバーレイとは
ミラー・オーバーレイとは、ふたりがそれぞれ同じものを、相手の人生の同じ領域に持ち込むということです。例のカップルでは、Alexの太陽がSamの第6ハウスに、Samの太陽がAlexの第6ハウスに入っています。ふたりとも、相手の毎日の習慣の中で生き生きとするのです。
思ったほど珍しくはありません。私たちのサンプルでは、52.4%のカップルが少なくとも1つのミラー・オーバーレイを持ち、31.8%は個人天体によるミラー・オーバーレイを持っていました。
互いの第7ハウスに入る金星
パートナーの第7ハウスに入る金星は、もっともよく尋ねられるハウスオーバーレイです。私たちのサンプルでは、16.6%のカップルが少なくとも一方向でこれを持っていました。双方向なら、ふたりとも相手を自然なパートナーとして見ていることになり、注目する価値があります。
金星のオーバーレイは、空で金星そのものが活発になる時期、たとえば金星逆行のあいだに、いっそう強く感じられます。
オーバーレイを強く感じるのはどちら?
ふたりは、同じハウスオーバーレイを違うふうに感じます。ハウス側の人は、人生のある領域が照らされたり、かき立てられたり、落ち着いたりするのを感じることが多いものです。天体側の人は、その領域で自分が必要とされている、居心地がよい、あるいは試されていると感じます。
どちらの感じ方が強いという決まりはありません。相手のハウスに入る個人天体は天王星・海王星・冥王星よりはっきり響き、それはどちらの側でも同じです。
ハウスオーバーレイ、シナストリーのアスペクト、コンポジットの違い
相性の占星術には主な道具が3つあり、それぞれ違う問いに答えます。ハウスオーバーレイはそのひとつであって、全体像ではありません。
オーバーレイ:接触が届く場所
ハウスオーバーレイは、ふたりが互いの人生のどの領域に触れるかを教えてくれます。必要なのはハウス側の人の出生時刻で、結果は2つの一覧になります。自分の天体が相手のハウスに入る一覧と、相手の天体が自分のハウスに入る一覧です。
アスペクト:2つの天体の対話
シナストリーのアスペクトは、トラインやスクエアのような、自分の天体と相手の天体のあいだの角度です。2つのエネルギーがどう付き合うかを表し、ほとんどは出生時刻を必要としません。シナストリーチャート全体で、すべてを解説つきで見られます。
コンポジット:関係そのもののチャート
コンポジットは2つのチャートを中間点でひとつにまとめ、デイヴィソンは時間と場所の中間点でチャートを作ります。どちらも関係を「第三の存在」として描くもので、ひとりひとりが相手をどう感じているかを表すものではありません。
| ハウスオーバーレイ | シナストリーのアスペクト | コンポジット | |
|---|---|---|---|
| 答える問い | ふたりが互いをどこで感じるか | ふたりの天体がどう関わり合うか | 関係そのものがどんなものか |
| 必要な出生時刻 | ハウス側の人のもの | ほとんど不要 | ハウスには両方 |
| 向き | 2つ | 共有する一覧が1つ | チャートが1枚 |
| 当サイトでは | このページ | シナストリー | コンポジットとデイヴィソン |
ハウスオーバーレイのよくある質問
›ハウスオーバーレイには、ふたりとも正確な出生時刻が必要ですか?
いいえ。大切なのはハウス側の人の出生時刻だけです。カスプを決めるのはその時刻で、もう一方の人の天体は数時間ではほとんど動かないからです。3,000組のカップルで試したところ、ハウス側の人の時刻を1時間ずらすと50%の天体のハウスが変わりましたが、天体側の人の時刻を1時間ずらしても変わったのは0.21%で、それもすべて月でした。
›パートナーの出生時刻がわからなくても、ハウスオーバーレイは見られますか?
はい、片方の向きなら見られます。パートナーの天体が自分のハウスに入る向きに必要なのは、自分の時刻だけです。逆の向き、つまり自分の天体がパートナーのハウスに入る向きには、相手の時刻が必要です。相手の時刻だけがわからない場合、2つのハウスのどちらに入るか決まらないことがあるのは相手の月だけで、私たちのテストチャートでは43.6%でそうなりました。
›ハウスオーバーレイを強く感じるのは、天体側の人とハウス側の人のどちらですか?
ふたりは違うものを感じます。ハウス側の人は人生のある領域が照らされたり、かき立てられたりするのを感じることが多く、天体側の人はその領域で自分が必要とされている、あるいは居心地がよいと感じます。どれだけ強く感じるかは主に天体しだいで、太陽、月、金星、火星は、天王星、海王星、冥王星よりもはっきり響きます。
›いちばん大切なのはどのハウスオーバーレイですか?
まずは個人天体(太陽、月、水星、金星、火星)、なかでも太陽、月、金星、火星が第1、第4、第5、第7、第8、第10ハウスに入っているものを見て、次に相手の天体が3つ以上集まっているハウスを見ます。カスプやアングルのちょうど上にある天体は、両方のハウスのものとして数えます。65.1%の人が少なくとも1つの個人天体をパートナーの第5、第7、第8ハウスのどれかに持っているので、ひとつの配置ではなく組み合わせで読みましょう。
›パートナーの金星が自分の第7ハウスに入るのは良いことですか?
もっとも温かいハウスオーバーレイのひとつです。相手の愛情が、パートナーシップと約束をつかさどるチャートの領域に届くので、「ふたりで歩んでいこう」という誘いのように感じられることがよくあります。ただし珍しい配置ではなく(一方向または双方向で金星が相手の第7ハウスに入るカップルは16.6%)、それだけで何かが保証されるわけでもありません。ふたりのチャートのあいだにあるシナストリーのアスペクトとあわせて読んでください。
›相手の天体がたくさん自分の第12ハウスに入っていたら、どういう意味ですか?
第12ハウスは言葉にされないものをつかさどるため、つながりが深く、私的で、言葉にしにくいものに感じられ、相手を理想化したり、難しい話し合いを避けたりしやすくなることもあります。配置そのものが悪いわけではありません。まずは注意表示を確認してください。第1ハウスのカスプ近くにある天体は第1ハウスに属するかもしれず、ホールサインでもそこに入ることがあります。
›ハウスオーバーレイにはプラシダスとホールサインのどちらを使うべきですか?
どちらも正当な方法ですが、結果はよく食い違います。緯度帯ごとに1,500組を調べたところ、51〜63%のオーバーレイで、2つのシステムのあいだでハウスが変わりました。この計算ツールは初期設定でプラシダスを使い、ホールサインではハウスが変わる行すべてに印をつけます。両方のシステムが一致するオーバーレイこそ、頼りにできるものです。
›ハウスオーバーレイはアスペクトより重要ですか?
答える問いが違います。アスペクトはふたりの天体がどう関わり合うかを、ハウスオーバーレイはその接触がそれぞれの人生のどこで感じられるかを表します。まずアスペクトで絆の質を読み、次にオーバーレイで、それが人生のどの領域で表れるかを見てください。
›ハウスオーバーレイの計算ツールは無料ですか?
はい、登録も不要です。誰でも、両方向の結果、3つのハウスシステムでの各天体のハウス、カスプ・時刻・ハウスシステムの注意表示、重心のまとめ、各配置の短い解説、そして各方向でいちばん強いオーバーレイの詳しい解説まで見られます。Proでは、20の配置すべての詳しい解説が加わります。
›友人や家族とのあいだでもハウスオーバーレイは使えますか?
はい。仕組みはどんなふたりでも同じで、第3ハウス(会話)、第4ハウス(家族)、第11ハウス(友情)などは、そうした関係にそのまま当てはまります。ここの解説はカップル向けに書かれているので、恋愛に関する部分は自分たちの関係に置き換えて読んでください。