恋愛タロットとは
恋愛タロットとは、関係の一部分ずつを表す「位置」にカードを並べ、それぞれのカードをその位置を通して読む占い方です。位置が表すのは、あなた、相手、ふたりの間の絆、妨げになっているもの、そしてこの関係が次に求めていること。このページではさらに、各カードを伝統的な占星術の対応に従って、ふたりの出生図と照らし合わせます。
1枚引きではなく、スプレッドで読む
簡単な問いなら、カード1枚でも答えられます。けれども関係には、少なくともふたりの人と、そのあいだにあるものがあります。だからタロットで恋愛を読むには「位置」が必要です。カードをめくる前から、そのカードが何について語るのかを決めておく、テーブルの上の場所のことです。
スプレッドとは、それだけのことです。同じカードでも、「あなた」の位置に出るのと「妨げになっているもの」の位置に出るのとでは、意味が変わります。位置があるからこそ、リーディングがぼんやりとした「全体の雰囲気」に溶けてしまわずにすむのです。
5つの位置で、ひとつの関係を読む
このページの恋愛タロットでは、5つの位置を使います。2つは人を、1つは絆を、1つは難しさを、そして1つは次の一歩を表します。結末を予言する位置は、ひとつもありません。
恋愛タロット・スプレッドの5つの位置
恋愛タロットの5つの位置は、同じ関係にそれぞれ別の問いを投げかけます。最初は順番どおりに読んでください。慣れてきたら、目にとまったカードから読み始めてもかまいません。
1. あなた
いま、あなたが持ち込んでいるもの。気分、求めているもの、くせ、願い。どの恋愛タロットでも最初に読むカードです。いちばん読み飛ばされがちで、それでいて、いちばん自分で生かせるカードでもあります。ここに逆位置が出たときは、たいてい、あなたが何かを抑えていることを示しています。
2. 相手
相手が持ち込んでいるように見えるもの。相手の心をのぞく窓ではありません。相手もまた、自分なりの重圧を抱えたひとりの人だと思い出すためのきっかけです。寛大な目で読んでください。
3. ふたりのつながり
ふたりの間で実際に起きていること。それは、どちらかひとりが語る話とは違っていることがよくあります。リーディング全体がこのカードを軸に回っている、と感じる人も少なくありません。
4. 妨げになっているもの
物事を難しくしているパターンや重圧。ふたりの外にある状況のこともあれば、ふたりの内側にあるくせのことも、単にタイミングのこともあります。ここに穏やかなカードが出るのはよくあることですが、軽く見ないほうがいいでしょう。妨げは、ごくありふれたものであることが多いのです。
5. 次に求められること
未来ではなく、次の一歩。恋愛タロットが「行動に移せるもの」になるのは、この位置です。このカードが描くのは、関係が前に進むために必要なもの。話し合い、待つこと、境界線、ちょっとした気づかいなどです。スプレッドの中で、いちばん実用的なカードです。
カードとふたりの出生図が出会うところ
ここが、ほかで見かける恋愛タロットとこのページの違いです。ライダー・ウェイト・スミス版のカードは、どれも占星術の対応を持つようにデザインされています。そしてその対応は、実在するふたりの出生図の中に見つけることができます。
対応はどこから来ているのか
出典は、黄金の夜明け団(ゴールデン・ドーン)の「Tの書(Book T)」(1888年頃)です。パメラ・コールマン・スミスとA・E・ウェイトは、1909年のデッキを制作する際にこれを下敷きにしました。大アルカナは天体か星座に対応し、たとえば女帝は金星、「恋人」は双子座です。2〜10の数札は、ある星座の10度分(デカン)に、ひとつの天体を割り当てたものです。エースとペイジは、エレメントを表します。
チャート照合でわかること
ふたりの生年月日を入れると、恋愛タロットの各位置のカードが、ふたりのチャートの中で照らし合わされます。「あなた」のカードは、対応する天体をあなたのチャートの中に、「相手」のカードは相手のチャートの中に見つけます。「ふたりのつながり」は、その天体を通じてふたりのチャートがつくる接点のうち、もっとも正確なものを、「妨げになっているもの」は、もっとも正確な緊張の接点を探します。「次に求められること」は、その天体に次にかかる、動きの遅い天体のトランジットを探します。どの行も計算によるもので、シナストリーチャートで確かめることができます。
カードに対応する接点がないとき
ふたりのチャートのあいだで、ある天体が5°以内の接点をひとつも持たないことがあります。そのときは、このページもはっきりそう伝えます。そのカードは、関係に組み込まれたパターンよりも、いまという時期について語っているということです。
恋愛タロットの正位置と逆位置
シャッフルしたデッキでは、およそ半分のカードが逆さまに出ます。この恋愛タロットでは、逆位置になると読み方は変わりますが、カードが「悪いカード」になるわけではありません。
ここでの逆位置の意味
恋愛タロットでは、正位置のカードの力は自由に流れています。逆位置では、同じ力が滞ったり、遅れたり、内側に向いたりしています。一方通行になってしまった思いやり、まだ口にされていない本音、抑え込まれた欲求。逆位置のカードが投げかける問いは、「何がこれを妨げているのか」です。
逆位置のカードが多いとき
逆位置が3枚以上あるスプレッドは、たいてい、多くのことを胸にしまい込んでいる関係を表しています。逆位置のカードのうち、いちばん口に出しやすいものから始めてください。
5枚のカードをまとめて読む
位置ごとにカードを読んだら、少し引いて、スプレッド全体を眺めてみましょう。3つの簡単なチェックで、ほとんどのことが見えてきます。
大アルカナの枚数を数える
恋愛タロットでは、大アルカナはより大きなテーマを示します。1枚もなければ日常的なパターンを、2枚以上あれば関係の転機を示唆しています。内側からは、ごく普通の日々に感じられていたとしてもです。
エレメントを見る
カップは気持ち、ワンドは欲求と行動力、ソードは言葉と思考、ペンタクルは日々の暮らしと安心感を表します。同じスートが3枚出ていれば、この関係がいま、暮らしのどの面に取り組んでいるのかがわかります。
ほかのカードの答えになっている1枚を探す
多くの場合、1枚のカードがほかのカードをまとめて解き明かします。たいていは「ふたりのつながり」か「次に求められること」です。ほかのカードは、そのカードがそこに出た理由として読んでみてください。
恋愛タロットに向いている問い
問いがなくてもカードは引けますが、はっきりした問いがあると、リーディングを生かしやすくなります。タロットで恋愛を占うときにいちばん向いているのは、自分で行動に移せるパターンについての問いです。
うまく働く問い
「最近、前より近づきにくく感じるのはなぜ?」「いま、ふたりはそれぞれ何を必要としている?」「同じけんかが何度も繰り返されるのはなぜ?」。どれも、カードを自分で変えられることへと向けています。
カードには答えられない問い
| こう聞く代わりに | こう聞いてみる |
|---|---|
| あの人は戻ってくる? | ふたりの間で、まだ解決していないことは何? |
| この人が運命の相手? | この関係は、私のどんな面を引き出している? |
| 相手は私を愛している? | いま、ふたりはそれぞれどう思いやりを示している? |
| ふたりは結婚する? | 将来を約束するには、ふたりそれぞれに何が必要? |
3枚、5枚、7枚:恋愛タロットのスプレッドの選び方
恋愛のスプレッドにはいろいろな枚数があり、どれを使ってもかまいません。どれにも本当の利点があり、5枚は「決まり」ではなく、ひとつの選択です。
3枚
あなた、相手、関係。あるいは過去、現在、次の一歩。手軽で頭に入れやすい反面、妨げになっているものを置く場所がありません。
5枚
このページのスプレッドです。3枚に「妨げ」と「次の一歩」を加えたもので、恋愛タロットの役に立つ部分は、たいていこの2枚にあります。
7枚
強みと弱みを分け、アドバイスを加えます。内容が豊かになるぶん、筋道を見失いやすくもなります。1枚1枚とじっくり向き合う時間があるときに向いています。
タロットか、シナストリーか
ふたつは、答える問いの種類が違います。シナストリーが描くのは、ふたりが生まれ持った構造、つまりふたりの天体がどう出会うかで、これは変わることがありません。恋愛タロットは、いま自分が置かれている時期について問いかけるための方法です。このページのチャート照合は、そのふたつが出会う場所です。
カードを引くとき
いまの気持ちを振り返りたいとき、あるいはまだ言葉になっていない問いを見つけたいときは、恋愛タロットのほうが気軽に使える道具です。
チャートを読むとき
何度も繰り返されるパターンを理解したいときです。AIシナストリー・リーディングは、ふたりのチャートからひとつの問いに答えます。ほかのリーディングはふたりのリーディング一覧にまとめています。
よくある質問
›この恋愛タロット占いは無料ですか?
はい。スプレッドを引いて5枚すべてを読むのは無料で、回数の制限もなく、アカウントも必要ありません。カードをふたりの出生図と照らし合わせる機能は、アカウントなしで1回、無料アカウントなら週1回まで無料です。Proでは無制限になります。
›恋愛タロットに出生情報は必要ですか?
いいえ。カードとその意味だけで成り立ちます。生年月日を入れると、チャートとの照合が加わります。各カードに伝統的に対応する天体や星座を、ふたりのチャートの中から探し出す機能です。出生時刻があれば精度は上がりますが、なくてもかまいません。
›恋愛のリーディングで、逆位置のカードは何を意味しますか?
ここでの逆位置は、正位置と同じ力が、滞ったり、遅れたり、内側に向いたりしている状態です。片方に偏ってしまった思いやりや、まだ交わされていない会話などがそうです。悪い前兆ではありません。逆位置ばかりのスプレッドは、たいてい「まず口に出しやすいことは何か」を指し示しています。
›付き合っていない相手について、恋愛タロットで占えますか?
はい。5つの位置は、別れた相手、片思いの相手、友人、家族にも使えます。「相手」のカードが表すのは、相手が持ち込んでいるように見えるものであって、相手があなたをどう思っているかではありません。人の心の中を読めるカードはありません。
›どのくらいの頻度で引いてもいいですか?
何度でもかまいません。ただ、多くの人はひとつの問いについて一度だけ引き、カードが「しっくりくる」まで引き直すのではなく、出たカードとじっくり向き合います。同じ問いで2回目を引いても、答えがはっきりするより、かえって雑音が増えることが多いからです。
›最後のカードが未来を予言しないのはなぜですか?
相手がこれから何をするか、関係がどこに行き着くかは、カードにはわからないからです。わかるふりをするのは誠実ではありません。5つ目の位置が問うのは、この関係が次にあなたに何を求めているか。それなら、自分で行動に移せます。
›天体や星座との対応は、どこから来ているのですか?
ヘルメス主義の結社「黄金の夜明け団(ゴールデン・ドーン)」の「Tの書(Book T)」(1888年頃)からです。ライダー・ウェイト・スミス版のデッキは、この体系をもとにデザインされました。大アルカナはそれぞれひとつの天体か星座に対応し、2〜10の数札は、ある星座の10度分(デカン)にあたり、それぞれにひとつの天体が割り当てられています。エースとペイジはエレメントを表します。
›スプレッドは保存できますか?
はい、ログインしていれば保存できます。引いたスプレッドはすべて日付とともにリーディング履歴に残り、チャートの照合をおこなうと、その結果も加わります。無料アカウントでは直近7日間のリーディングを見られ、Proではすべてを見返せます。




